9/12 研修12日目
体調復活しました。
水上マーケット。
いきなり船を自分たちの船に繋げてきて、飲み物の押し売りをされた時はびっくり。
本当に船の上で生活をしているみたいで。
船に洗濯物が干してあるのを見て、すごいなぁと。
船の上で、いろいろ考えてました。
いきなりガイドのおじさんが船の後ろ側に行って下半身を川に沈めてたり、川の水で洗濯をしたり足を洗っていたりしているのを眺めてて。
自分には全く理解できなかった。
汚いじゃん。え、?
そんなことしか、最初は思えなかった。
そんな時、白井さんが言っていた言葉を思い出していた。
『異文化理解って、受け入れてそれを当たり前のように感じられることができて初めて、異文化を理解"した"って言えると思う。』
見ているだけでは受け入れることはできないと思った。
実際に自分たちが現地の人と同じ行動をしてみてからこそでないと"理解"には繋がらないのではないか。
ただ単に、見ているだけでは異文化"交流"という「知る」ことに過ぎないのではないか。
こう考えると、確かに白井さんが言っていたように、難しく重いテーマなのかなと思った。
異文化交流・異文化体験は、"異文化理解"のためのプロセスの1つでしかない。
理解するためには時間がかかる。
そして、交流・体験していく中で、苦しんだり悩んだり嬉しかったりしながら、その体験を(受け入れられるか・られないかはどちらにせよ)、自分の中で「消化」することができたら、異文化を"理解できた"ということになるのではないかと思った。
だから、川でトイレをすることも、川の水で洗濯したり足を洗ったりすることも、体験してみないとわからないなぁと思いつつ眺めてた。
iPhoneをすられたこともまだモヤモヤした気持ちにはなるけれど、
すられたことが自分の中で「消化」できた時、僕の1つの異文化理解へとなるのではないかと思った。
9/7 研修7日目
午前中はアース建設へ
日本語の授業を見学させてもらいました。
昨日の村山日本語学校の生徒たちとはレベルが全然違う。授業もより日本人の日常的な会話や言葉などを扱っていたし、何より話すのが上手かった。
お金が欲しいお金が欲しいと言っていたのが印象的。
午後はエスハイへ。
こっちはなんか怖かった。
日本人のマナー・礼儀を身につけさせていると言っていたが、そんなに日本人なかなかいないぞ…と思うような姿や行動だった。
夜はPecha Kucha Night(中間報告会)。
自分の写真の説明だけで20秒使ってしまい、何を学んだのかが伝えられなかったのが反省点。
それぞれが全く違うことをしていて、それぞれの学びや気づきがあって、それを聞いているのがすごく楽しかったし、勉強になった。
みんな、自らたくさん行動していることがすごいと思った。自分で話しかけたり、企業訪問行っていたり、いろいろな場所を歩いたり…
形容詞で終わらせない。
これだけは意識して過ごそうと思った。
9/6 研修6日目
ビンさんとの座談会。
ベトナムの大学生事情やキャリア観などについてお話してくださった。
ビンさんの言葉で一番印象的だったのが、
『ベトナムの大学生は、考えることを怠けている』
これって、日本の大学生でもそういう人はたくさんいるのではないかと思った。
大学選びだって学部選びだって、就職を気にしたり周りを気にしたり周りの流れにのったり見栄を張ったりして選んでいる人が多い気がする。
「なんとなく」という言葉がぴったり。
自分ぐらいの歳で、将来のことなんて決めきれないし先が全く見えないけれど。
だからこそ、大事な時は考えて考えて、その他の時間は楽しみつつ、何かどこかできっかけを探しているような。
ベトナムの同じ歳ぐらいの人たちも、日本人も、変わらないんだなあと思ったりしました。
午後は個人研究で、企業訪問。
G.A.コンサルタンツの吉原さんとお会いしました。
詳しい話は研修報告書に書きますが、ベトナム人と協働しなければならない環境にある吉原さんから、日本人と外国人、日本人とベトナム人という違いや苦労、楽しさなどのお話を聞くことができました。
吉原さんが言っていた言葉で、
『異文化交流って、新しい人との出会いは全て異文化交流だよね。それは例え日本人であっても。』
『異文化の人々とは、「元が違う」という前提のもとで少しマイナスのイメージから入ると、「同じだ」と思った時の感動や嬉しさがあったり、自分とは違うけどここが好きという部分が見つかったりして、プラスを積み上げていくことで関係性は上手くいくのではないか。』
この2つが自分のテーマに一番直結しました。
夜は、村山日本語学校を訪問。
授業見学。
日本語を学びたい!という姿勢に驚かされた。
ただ、授業内容はあまり良くないな…というのが正直な感想でした。
9/5 研修5日目
朝、家から出たすぐのところのフォーを食べました。フォーにはまってます。
午前中は、フーンライのオーナーである白井尋さんとの座談会。
まずはフーンライのお店のこと、スタッフさんのことやお店の在り方について教えてくれてくれました。
白井さんのお話の中で一番印象的だったのが、
『異文化理解って、受け入れてそれを当たり前のように感じられることができて初めて、異文化を理解"した"って言えると思う。』
『異文化理解って、簡単に口にしてはいけない。重い問題だ。』
とおっしゃっていたこと。
自分が異文化理解をテーマにしているだけあって、重い問題だとか簡単に口にしてはいけないと言われ、少しパニックになった。
字が汚いんですけど笑
これが白井さんご夫婦が話してくれたことから考えたこと。
自分の異文化理解というテーマを考えるための土台になりました。
最後に。
この研修のゴールを自分なりに決めました。
帰りのタイソンニャット空港で、"帰りたくないな。たくさんのことを学ぶことができたな"と思える研修にするため、5日目にしてゴールを設定しました。
白井さんも言っていた通り、今から始めることを意識。
9/10 研修10日目
2日目以来の朝のタオダン公園を散策しました。
朝6時であるにも関わらず、たくさんの人がマシーンや散歩やダンスなどで身体を動かしていて、この国を知ったり感じたりする為にはやはり早起きが肝心である事を再度実感。
日本と同じ健康思考・朝型の考え方なのか、漁港町の名残なのか、暑さが故の行動なのか…
いつか誰かに聞いてみたい…
午前は、ホーチミン日本人補習校に訪れました。
懐かしい。
おそらく日本人学校のものだと思うが、目指す児童・生徒像の中に『思いやりがあり、異文化理解につとめる、心豊かな児童・生徒』というのがあった。
"異文化理解"ここに通っている生徒たちは、教師たちはどう思っているのだろうか。
常日頃異文化の中で生活するとは?小さい頃からなら、ある意味何も気にしないのかもな。
補習校の生徒の場合は全く違うと思うが。
家庭・言語・学校環境が人それぞれであり、それだけ多様で複雑な関係性がある。
子どものアイデンティティは?母国語は?
そもそも母国語って??
凄く難しいと思った。
自分の意思で、気持ちで、好みで、自分自身が自分のことを決めなければいけないーそんな状況にずっとたたされているのだろう。
"キャリアデザイン"なんて簡単な言葉で自分たちはそれを呼んでいるが、僕たちはある意味自由な状況下でのキャリアデザインなのではないか。
今日接した子どもたちが直面している状況は、国や言語といった大きな枠組みの中で、でも目の前で絶えず関わる、そんな窮屈な今・未来なのかなと思った。
TOONに連れて行かれて以来、また行きたいと思っていたチョロンへ。
まず、ビンタイ市場。
カオスと聞いていたが、これほどカオスとは(((o(*゚▽゚*)o)))予想の3倍ぐらいでした笑
好きなサンダルを見つけたのですが、卸売店だからお前には売れないと言われ断念。
悔しかったので、チャータム教会へ。
1900年に建てられた由緒正しいカトリックの教会なのに、テレビや扇風機が付いてて良いのか…神聖さが…と謎でした。
こういう風に、少しテキトーなところがあるからこそ、華人の文化も残ったチョロンという街は存在するのかなぁと。うまく融合しているのでは?と思いました。
ベトナムと華僑とキリストの融合。
この国の文化って何?と少しわからなくなりました。日本の文化・習慣も良いとこ取りであるし、そのような感じなのかな…。
今現在、50万人の華人がチョロン地区には住んでいるという。看板を見たらベトナム語と漢字で書かれていたりしたが、見た目では華人であるのかわかりませんでした。
今日は、木村さんが補習校の教師時代の話が一番印象的。
『「ベトナム人である前に"〜君でしょ?"」それで良いんじゃないか。何人だからって、偉いも偉くないもない』
人として関わる。
違う国、違う文化の人でも変わらない。
同じ国の人同士であっても難しい。
そう思います。
明日からは、カントーへ一泊二日のショートトリップ。
ホーチミン以外の地を、雰囲気を、自分のまだ知らないベトナムを、
観光を通して感じたい・楽しみたい!!楽しみ!!